キン肉マングレートが初めてリングに登場したのは、正義超人たちの友情パワーが引き裂かれた「夢の超人タッグ編」でした。宇宙超人タッグ・トーナメントの開催に際し、悪魔超人の残党や完璧超人の策略によってアイドル超人たちの友情に亀裂が生じ、キン肉マンは誰からもタッグ結成を断られて孤立無援の危機に陥ります。
絶望に暮れるキン肉スグルの前に忽然と現れたのが、謎の黒マスク超人キン肉マングレートでした。二人で結成したタッグチーム「マッスル・ブラザーズ」の正体は、キン肉マンと、ハワイでキン肉マンに唯一の黒星をつけ、後に48の殺人技を授けた偉大なる師匠プリンス・カメハメだったのです。
カメハメは70歳を超える高齢であり、すでに超人レスラーとしての第一線を退いていました。しかし、弟子であるキン肉マンのあまりに孤独な境遇を見かね、自らの老体に鞭打って全身タイツとマスクで若々しい肉体を偽装し、トーナメントへの参戦を決意しました。キン肉マンは当初、相棒の正体を知らぬまま、その動きの端々に宿る卓越した技術に導かれて試合を勝ち進んでいくことになります。