受診者が口を揃えて指摘するのが、「とちぎ子ども医療センター待ち時間実態」の過酷さです。予約時間を設定して来院しているにもかかわらず、受付から会計を終えるまでに3〜4時間、処方箋の受け取りまで含めると半日仕事になるケースは珍しくありません。
大学病院では、急変した重症患児の緊急処置や、難治性疾患患者の処置が最優先されます。一般外来の予約枠があっても、突発的な割り込み診療が発生すればスケジュールは簡単に狂ってしまいます。また、採血やレントゲン、心電図などの事前検査が必要な場合、検査フロアと診察室を往復するだけでも相当な時間を要します。
加えて、見落とせないのがとちぎ子ども医療センターアクセス駐車場の問題です。同センターはJR宇都宮線「自治医大駅」から徒歩約10〜15分(路線バスも運行)という立地にありますが、体調の悪い子どもを連れて受診する家庭の多くは自家用車を選択します。敷地内には広大な駐車場が整備されているものの、本院(一般成人病棟・外来)と共用のため、平日の午前8時30分から11時頃にかけては駐車場待ちの長蛇の列が発生します。駐車場に入るだけで30分以上足止めを食らい、予約時間に遅れそうになる保護者も後を絶ちません。