物語の舞台となるのは、冷たい雨が降りしきる首都・東京。警視庁捜査一課の地下深くに置かれた「特命追跡室」から物語は始まる。過去の未解決事件と、現代で相次ぐ連続不可解事件。一見、何の関係もないように見えた二つの事件が、ある一つの暗号によって繋がったとき、事態は国家規模の陰謀へと急速に発展していく。
鋭い洞察力と妥協を許さない執念を持ちながらも、組織の倫理に抗い続ける秋山刑事。彼が追うのは単なる犯罪者ではない。正義と悪の境界線すら揺るがす「絶対的禁忌」だ。二転三転する伏線、息をもつかせぬダイナミックな捜査展開、そして終盤に用意されたあまりに切ない真実――クライムサスペンスとしての面白さを極限まで高めた物語構造が、観る者をスクリーンに釘付けにする。