立花萬平(長谷川博己)の発想力と挑戦心は天才的だが、一人では決して成功を掴めなかった。泉大津で製塩事業を立ち上げた際に集まった元兵士たち、通称「塩軍団」はまさに物語前半の真骨頂である。
神部茂(瀬戸康史)をはじめ、岡智二(中尾明慶)や森本元(毎熊克哉)ら若者たちが、塩作りから栄養食品「ダネイホン」の開発へと汗を流した。当初は揉め事ばかりだった若者たちが、萬平の純粋な熱意に感染し、固い結束で結ばれていく過程は青春群像劇としても一級品。彼らの友情と成長を描いた人間模様は、後半のインスタントラーメン開発へとつながる貴重な原動力となった。