1970年代末に全日本女子プロレスへ入団したジャガー横田。デビュー初期のフォトギャラリーや当時のスポーツ紙を紐解くと、くりっとした大きな瞳に凛とした眉、健康的な笑顔が弾ける10代の姿が残されている。後年の威風堂々としたヒール・ベビーフェイスを超越した存在感とは異なり、どこか可憐で守ってあげたくなるような少女の面影が色濃い。
しかし、ひとたびゴングが鳴ればその印象は一変した。スピード感溢れるドロップキックやキレ味鋭い技の数々。ビジュアルのかわいらしさと、リング上で魅せるストイックなアスリート性の対比こそが、当時のファンを虜にした最大の魅力だったのだ。現在残っているモノクロ写真や初期ポスターの復刻版を見ても、その洗練された佇まいは現代のトレンドに通じるものがある。