田村ゆかりのSNS投稿が「嘘松ではないか」と騒がれるようになった契機は、X(旧Twitter)上に投稿されるシュールかつ極端に不条理な日常トラブルの数々でした。「コンビニの店員に奇妙な対応をされた」「街を歩いていたら不審な勧誘に遭遇した」「一人で過ごす休日に起こった哀愁漂う珍事件」など、あまりにドラマのような起承転結が140文字に凝縮されていたためです。
特にSNS上で短文のインパクトが拡散されやすい構造において、前後の文脈を知らないライト層やネット掲示板のウォッチャーから「そんな都合よく変な出来事が連続して起きるはずがない」「構ってほしいだけの創作エピソード(=嘘松)ではないか」という穿った見方が浮上しました。しかし、これらのツイートを注意深く追っていくと、悪意ある虚飾ではなく、彼女がラジオ黎明期から培ってきた「日常の些細な違和感を極上のエンタメ小話に昇華させる話芸」の系譜であることがわかります。