スマホ見過ぎで目が痛い・かすむ原因は?眼科医が明かす劇的回復法

スマホ見過ぎで目が痛い・かすむ原因は?眼科医が明かす劇的回復法

スマホ見過ぎで目が痛い・かすむ原因は?眼科医が明かす劇的回復法の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

手元の画面を長時間見つめた直後、遠くの景色にピントが合わなくなる現象を、眼科領域では一般に「調節緊張」や「ピントフリーズ」と呼びます。人の目は、遠くを見るときにはリラックスし、近くを見るときには眼球内にある毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉を緊張させて水晶体を厚く膨らませています。

ところが、スマホの画面を20〜30cmという至近距離で凝視し続けると、毛様体筋は常に力こぶを作り続けたような過度な緊張状態に置かれます。この状態が何時間も続くと筋肉が痙攣(けいれん)を起こして硬直してしまい、いざ遠くを見ようとしても水晶体を薄く戻せなくなります。これが、若年層でも40代以降の老眼と同じ見えづらさを体験するスマホ老眼の典型的な症状です。

さらに見過ごせないのが「痛み」のメカニズムです。毛様体筋の過緊張が限界に達すると、目の周りを通る三叉神経(さんさしんけい)が刺激され、目の奥が痛い状態から激しい頭痛や首・肩のコリへと症状が拡大します。眼球周辺の血流不全に加えて自律神経のバランスが交感神経優位へと偏るため、単なる目の疲れにとどまらず、全身の倦怠感や吐き気へ移行するケースも珍しくありません。これこそが、休息をとっても簡単には抜けない眼精疲労の正体なのです。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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