市場の熱気に応えるように、老舗メーカーや一流ブランドも劇的な進化を遂げている。現在のトラベルグッズ業界では、ただ頑丈な鞄を作るフェーズを終え、いかにユーザーの情緒的な満足感と実用性を高次元で融合させるかが勝負の分かれ目だ。
その先頭を走るのが、日本のカバン文化を支えてきたエース株式会社である。女性目線の開発プロジェクトを軸に、使い手の「欲しい」を形にした繊細な設計で圧倒的な支持を集める。対するグローバル巨頭のサムソナイト・ジャパンも黙ってはいない。都会的で無駄のないミニマリズムに、はっとするようなメタリックパステルや上品なマットカラーを投入。世界基準の耐久性と現代的な美意識を見事に交差させている。