国や地方自治体が発行する公文書、法律の条文、企業の公式プレスリリースなどでは、記号の取り扱いに明確なガイドラインが存在します。文化庁が定める「公用文作成の考え方」をはじめとする公用文の表記ルールでは、原則として感嘆符(!)や疑問符(?)は使用せず、文末は「句点(。)」のみで締めくくるのが標準規格です。客観的事実と正確性が最優先される文書において、主観的な感情を想起させる記号は排除されるのが通例となっています。
一方、書籍や出版物、ウェブメディアなどで感嘆符を用いる場合には、文章作成時のスペースルールが適用されます。JIS規格(JIS X 4051)や一般的な組版ルールにおいて、文中に全角の「!」を置いた直後には全角1マス分のスペースを空ける(あるいは後ろに続く文頭を一文字分下げる)のが正しい作法です。これは欧米のタイポグラフィで文末記号の後にスペースを入れる習慣に由来しており、直後の文字と詰まりすぎて読者の視線誘導を妨げないための視覚的配慮に基づいています。