時計の針を巻き戻せば、誰もが思い浮かべる一戦がある。1998年春の選抜大会準決勝。そこには、後に伝説となる横浜の絶対的エース松坂大輔と、果敢に立ち向かう沖縄尚学の姿があった。
あの試合で沖尚が見せた粘り強さと、土壇場まで横浜を追い詰めた気迫は、今もファンの間で語り草だ。結果として横浜が勝利し、そのまま春夏連覇へと駆け抜けたものの、沖縄の野球が全国トップレベルにあることを強烈に知らしめた金字塔的プレイだった。
単なる「強豪と挑戦者」の関係を超え、お互いの存在が双方を高め合う。ライバル関係の原点は、まさにあの甲子園の熱いマウンドにあった。