ネット上には、本作に関して「興行的に大失敗してシリーズを終わらせた駄作」「監督が前作を嫌悪してわざと壊した」といった誤解や極端な噂が散見されます。取材資料や当時のインタビュー記録に基づくthe new batch 噂の真相 理由を紐解くと、全く異なる構図が浮かび上がってきます。
事実として、ジョー・ダンテ監督は前作公開直後、続編のオファーを何度も固辞していました。しかし、ワーナー・ブラザース側がどうしても続編を制作したいがために「スタジオは口出ししない。予算も倍増させ、ダンテが作りたいものを完全に自由に作ってよい」という異例の白紙委任状(Carte Blanche)を提示したことで監督就任が実現しました。
つまり、本作の過激なパロディとブラックユーモアは「映画の破壊」ではなく、「商業主義に縛られるハリウッド映画の構造そのものを映画の中で遊び尽くす」という監督渾身のポストモダン・アートだったのです。ビデオレンタル市場およびテレビ放映を通じて莫大な利益を叩き出し、結果としてワーナーの重要IPとしての生命線を今日まで維持する原動力となりました。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
本作を鑑賞するにあたり、個人の好みによって受ける印象は大きく分かれます。
- 強くおすすめできる人:80〜90年代の特撮(アニマトロニクス・パペット)が好きな人、ブラックジョークや映画パロディを楽しめる人、メタフィクション構造に知的好奇心を感じる人。
- 視聴に慎重になるべき人:前作のような純粋なサスペンスホラーやダークファンタジーの緊迫感を求めている人、シリアスで整合性の高いプロットを重視する人。