毎年春から初夏にかけて開催される東京都ジュニア柔道体重別選手権大会(兼・全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 東京都予選)は、高校生トップ層と大学1〜2年生が真っ向から激突する屈指のハイレベルトーナメントです。各階級でシード権を持つ有力選手といえども、初戦からインターハイ出場経験者や学生連盟の推薦選手と当たる過酷な組み合わせが組まれます。
講道館の大会会場で関係者や観客が息を呑むのは、高校柔道界のスター選手が大学生の重い組み手とパワーに挑む構図です。近年は高校生世代のフィジカルトレーニング導入が進み、男子60kg級や66kg級といった軽量級を中心に、高校生が大学生を破ってベスト4に進出する番狂わせが頻発しています。
東京都中学・高校柔道連盟の公式結果を振り返ると、上位進出者の多くは幼少期からの道場経験を持ち、足技の連絡変化と寝技の徹底したディフェンス力を備えている点が共通しています。速報ベースで見ても、1回戦からゴールデンスコア(延長戦)にもつれ込む泥仕合が多発しており、一瞬の判断ミスが勝敗を決定づけるシビアな攻防が続いています。