「他人の失敗を見て動悸がするのは何かの精神疾患ではないか」と不安を抱く声がありますが、共感性羞恥そのものは医学的な病気(疾患)ではありません。生まれ持った気質や感受性の強さに起因するパーソナリティの特性です。
特に深く関連しているのが、心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSP(Highly Sensitive Person:高感受性パーソナリティ)です。HSPの持つ「刺激に対する敏感さ」や「強い共感力」は、共感性羞恥の発現率と極めて高い相関を示します。
客観的な違いを整理するため、共感性羞恥・HSP・関連する精神的状態の比較データをまとめました。
自分自身が人前に出ることに対して強いパニックや発汗、動悸が生じて社会生活が送れない場合は社交不安障害が疑われますが、「他人の失敗を見ていたたまれなくなる」だけであれば、それは病的なものではなく、高いセンサーを備えた気質によるものです。