夢に振り回されず、朝から爽快なエネルギーを取り戻すためには、最初のノンレム睡眠で現れる「徐波睡眠(深睡眠)」をしっかり確保することが不可欠です。熟睡感がないときの対策として、科学的に効果が実証されている3つのステップを紹介します。
① 入浴による「深部体温」のコントロール
深い睡眠を引き出す鍵は、身体の中心部の体温(深部体温)を下げることです。就寝の90分前に38〜40度程度のぬるめのお湯に15分間浸かると、一度上がった深部体温がベッドに入る頃に急降下し、強力な眠気と深いノンレム睡眠がもたらされます。
② 中途覚醒を防ぐ寝室環境と自律神経の鎮静
寝室の温度は通年で18〜22度前後、湿度は50〜60%が理想的です。また、就寝30分前からは部屋の照明を暖色系の間接照明に切り替え、ラベンダーやヒノキなど副交感神経を優位にするアロマを取り入れることも中途覚醒の改善方法として極めて有効です。
③ 朝の「光刺激」とトリプトファンの摂取
夜の深い眠りを増やす方法は、実は朝の行動から始まっています。起床後すぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びることで、睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌タイマーがセットされます。さらに、朝食時に大豆製品やバナナ、卵などに含まれるトリプトファンを摂取すると、日中にセロトニンへ、夜間にメラトニンへと変換され、睡眠のリズムが強固に整います。