ネット上の相談板などで時折見受けられる「子がつく名前は昭和っぽくて古臭いのではないか?」「周りと被りまくるのではないか?」という懸念。しかし、これらは現在の統計データを踏まえると明確な事実誤認(思い込み)であることが分かります。
まず「被りやすさ」についてです。昭和30年代〜40年代は上位10位の名前のほぼ全てが「子」で占められ、クラスの過半数が子のつく名前でした。しかし2020年代半ばの現在、ランキング全体に占める「子のつく名前」の割合は全体の約5〜8%程度に留まっています。つまり、「誰もが知っている定番の響きでありながら、クラス内で同名が何人も重なることはほぼない」という絶妙なポジションにあるのです。
また「古臭さ」についても、組み合わせる漢字が「梅・松・竹」といった古典的語彙から、「莉・結・咲・紬・日菜」といった現代的で瑞々しい語彙へと完全にアップデートされているため、古臭さではなく「知的でクラシカルな気品」として受容されています。