西内まりやの演技における転換点として、今も語り継がれるのが『全裸監督 シーズン2』への出演だ。村西とおるの波乱万丈な半生を描き、山田孝之が主演を務めて世界的な大ヒットを記録した作品の続編である。本作への参加が報じられた際、ファンの間では「どこまで脱ぐのか」「センセーショナルな露出があるのではないか」という好奇の目が向けられた。
実際の劇中で彼女が演じたのは、時代の渦に巻き込まれながらも力強く生きる女性像であった。露出の有無そのもの以上に観客を息をのませたのは、過去のイメージを鮮やかに脱ぎ捨てた体当たり演技だ。濡れ場や刺激的なシーンの有無という表面的なゴシップを凌駕するほど、彼女の鋭い眼光と感情の吐露は強いインパクトを残した。