広島と長崎に設立された放射線影響研究所(RERF)は、半世紀以上にわたり被爆者とその次世代に及ぶ健康調査を実施してきた。ここで収集された疫学データと画像記録は、世界で最も信頼性の高い被ばく影響の学術的データセットとして知られている。
一方で、IAEA(国際原子力機関)は世界各国の原子力施設事故や放射能漏れ事案において、被ばく者の救護と線量評価の国際基準を定めてきた。IAEA(国際原子力機関)や放射線影響研究所(RERF)が蓄積した臨床写真や病理データは、低線量被ばくの確率的影響から高線量被ばくの確定発生的影響までを線引きする国際的安全ガイドラインの策定に直接貢献している。