EXILE ATSUSHI(佐藤篤志)がグループからの卒業およびソロ活動専念を発表した際、最大のトリガーとされたのが「40歳」という年齢だった。20代からトップランナーとして走り続けてきた彼にとって、不惑を迎えるタイミングは自身の音楽人生を再定義する大きな区切りとなったのだ。
エイベックス内の主要レーベルrhythm zoneを通じて数々のミリオンヒットを記録してきた歴史の中で、彼は常にグループの顔であり続けた。しかし、グループのスケールが拡大すればするほど、個人の音楽的探求心とのギャップが広がっていった。本格的なR&Bへの原点回帰や、よりソウルフルなバラードを一人で歌い上げたいという欲望は、年齢とともに抑えきれないものとなっていたのである。