映画ファンにとって、首都ローマは街全体が巨大なオープンセットだ。名女優オードリー・ヘプバーンがグレゴリー・ペックと共にスペイン広場の階段でジェラートを味わうシーンで有名な映画『ローマの休日』は、半世紀以上が経過した今もなお、世界中の旅行者をこの地へと惹きつけてやまない。
また、巨匠フェデリコ・フェリーニ監督が描き出した『甘い生活』のトレビの泉など、イタリアの映画産業は都市の魅力を世界中に発信し続けてきた。名作映画のロケ地を訪ね、映画の場面と同じアングルで街を切り取る体験は、映画ファンならずとも胸が躍る特別な時間となる。