SNSやクリエイターコミュニティの投稿を調査すると、かわいいひらがなフォントの選定に関して、実務者ならではの切実な声が浮き彫りになっています。
X(旧Twitter)やデザイン系掲示板では、「サムネイルのクリック率が明朝体から丸みのあるひらがなに変えただけで約1.3倍に跳ね上がった」という具体的な効果を報告する配信者が存在する一方で、「ひらがな専用フォントは漢字と混植(組み合わせ)したときのウェイト(太さ)調整が難しく、デザイン初心者が使うとバランスが崩れやすい」というプロの指摘も多く見られます。
取材に応じたフリーランスのグラフィックデザイナーは次のように語ります。
「動画のテロップ用途で『かわいいフォント』を導入する際、最も多い失敗が可読性の欠如です。単体で見ると愛らしくても、背景に実写映像が流れた瞬間に文字が溶けて読めなくなる書体が少なくありません。現場では、文字の輪郭にフチをつけたり、背景座布団を敷いたりしても文字の骨格が崩れないフォントを厳選して運用しています」