コンクリートで覆われた無機質な再開発と一線を画すのが、登戸が持つ豊かな自然環境との親和性だ。駅からわずか数分歩けば、広大な多摩川の河川敷が広がる。今回の区画整理では、駅前から水辺へと視線と風が抜けるようなグリーンコリドー(緑道)の配置が計算されており、都市の利便性と豊かな自然がシームレスに共存する。
駅周辺の歩道幅員は大幅に拡張され、街路樹の植樹やベンチの設置により、歩行者がゆったりと散策を楽しめる空間設計が施された。週末になれば川沿いでランニングやサイクリングを楽しみ、帰りに駅前のテラスで憩う――そんな洗練されたライフスタイルが、早くも若いファミリー層を中心に定着し始めている。