1970年代のフォークソングブームやニューミュージックの波に乗って彗星のごとく登場した彼女だが、その楽曲生命の長さは異例中の異例だ。『糸』や『地上の星』といった楽曲は、発表から何十年が経過してもなお、CMや映画、カバーバージョンを通じて街中に流れ続けている。
時代の流行に迎合せず、人間の普遍的な孤独、愛、そして再生を描き続ける歌詞の力。日本の音楽業界において、世代を超えてこれほどカバーされ続ける楽曲を持つアーティストは極めて少ない。10代の若者がSNS経由で彼女の歌に出会い、深く感銘を受ける現象も珍しくなく、名曲が持つ力は普遍的な輝きを放ち続けている。