劇男一世風靡メンバーの現在と真相|哀川翔や柳葉敏郎らの軌跡

劇男一世風靡メンバーの現在と真相|哀川翔や柳葉敏郎らの軌跡

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劇男一世風靡のルーツは、1980年代初頭の原宿にあります。当時、原宿の歩行者天国(通称ホコ天)は、竹の子族やロックンロール族、初期のブレイクダンサーたちが自己表現を競い合うストリートカルチャーの聖地でした。その中で、劇団員やモデル、野心あふれる若者たちが集まり、1983年に結成されたのが「劇男一世風靡」です。

彼らの最大の特徴は、独自の美学に裏打ちされた硬派な世界観でした。ダボシャツや仕立ての良い変形スーツに身を包み、無言で整列して繰り出す力強いステップと演劇的なパフォーマンスは、ホコ天に集まる人々を瞬く間に釘付けにしました。厳しい規律と上下関係の中で磨かれたステージは、単なるストリートパフォーマンスの枠を超え、毎週数千人の観客が押し寄せる一大エンターテインメントへと発展していったのです。

その熱気の中で、音楽活動を行う選抜メンバーとして1984年に結成されたのが「一世風靡セピア」でした。同年にリリースされた『前略、道の上より』は、「素良(そら)」「咲きほこれ」といった独特のフレーズと力強い和太鼓のリズムが融合し、オリコンチャート上位を記録。歌番組への出演を原則拒否するストリート叩き上げの姿勢も相まって、日本中に熱烈な支持層を広げていきました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。