『鬼滅の刃』がこれほどまでにグローバルな文化現象となった背景には、原作を刊行する集英社と、映像化を手掛けたアニメーション制作会社ufotableの完璧なシナジーがある。単なるバトルアクションにとどまらない深い情念や家族の葛藤を描いたダーク・ファンタジーとしての魅力が、極上の映像表現によって余すところなく開花した。
特に花の呼吸の美麗な描写や、散り際の儚い情景演出において、ufotableの表現力は真価を発揮してきた。カナエの最期や彼女が遺した想いが大画面上でどのように視覚化されるか、全世界のファンが固唾をのんで見守っている。