トマトを毎日大量に食べ続けていると、手のひらや足の裏、小鼻の周りなどが黄色っぽく変色することがあります。これは肝機能障害による黄疸(おうだん)ではなく、「柑皮症(かんぴしょう)」と呼ばれる良性の皮膚沈着現象です。
柑皮症はミカンなどの柑橘類に含まれるβ-カロテンの過剰摂取で有名ですが、トマトに豊富に含まれる赤色色素「リコピン」やカロテノイド色素も脂溶性であるため、体内に過剰に蓄積すると皮下脂肪や角質層に溶け出して肌を黄色〜橙色に見せます。
柑皮症自体は内臓疾患ではなく、健康上に重大な害を及ぼすものではありません。トマトの摂取量を適量に戻せば、数週間から数ヶ月かけて自然と元の肌色に戻っていきます。もし白目の部分まで黄色くなっている場合は肝疾患(黄疸)の疑いがあるため、速やかに医療機関を受診してください。