インターネット上のレビューや掲示板では、一部の情報が誇張されたり、誤った認識が定着したりしています。後悔を防ぐために知っておくべき3つの盲点を整理します。
第1の誤解は、「縦型ブラインドは洗濯機で簡単に洗える」という言説です。メーカーカタログには「ウォッシャブル対応」と明記されている製品が多いものの、実際の洗濯工程は過酷を極めます。ルーバーの上部ハンガーを1枚ずつ壊さないように爪から外し、下部のボトムウェイトを抜き取り、数枚ずつ巻いて輪ゴムで固定し、専用ネットに入れて洗濯機の手洗いコースへ。脱水後は半乾きの状態で再び脚立に登り、1枚ずつ正確に吊り戻す必要があります。この重労働を理解せずに購入し、一度も洗えないまま汚れを蓄積させてしまう世帯が後を絶ちません。
第2の盲点は、「遮光スラットを選べば寝室でも真っ暗になる」という過信です。生地自体が遮光1級であっても、スラット同士の重なり部分や、レールと生地の上部・下部の隙間から確実に光が漏れ出します。早朝の朝日が幾重もの光の筋となって天井や壁に反射するため、完全な暗闇を求める寝室やホームシアタールームへの単体導入は推奨されません。
第3の盲点は、「開け放した時のたたみ代(しろ)の圧迫感」です。縦型ブラインドは全開にした際、ルーバーの束(たたみ代)が窓の左右にたまります。窓枠の内側に取り付ける「天井付け」を選択した場合、ガラス開口部の幅が実質15〜20%ほど遮られ、せっかくの大開口サッシが狭小化してしまいます。景色を最大限に楽しみたい場合は、窓枠の外側や天井面から大きく持ち出して取り付ける設計上の配慮が不可欠です。