東京都西部の拠点都市として発展を続ける立川市。その心臓部である立川駅は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の中央線、青梅線、南武線が乗り入れ、1日数十万人規模の乗降客が行き交う巨大ターミナルだ。さらに南北を縦断する多摩都市モノレールが加わることで、周辺都市からのアクセス網は極めて強固なものとなっている。
この抜群の交通結節点としての利便性が、時間貸しスペースのあり方を根本から変えた。都心まで出向くことなく、多摩地域一帯のメンバーが集まれる中間地点として機能しているからだ。駅周辺では、静寂が保たれたテレワーク・コワーキングスペースの増設が相次ぎ、短時間の集中作業から長時間のプロジェクト会議まで幅広いニーズを吸収している。都市の拡張とともに、空間を所有せず必要な時間だけシェアするというライフスタイルが、すっかり定着した。