Q1:京都阪急百貨店はなぜ閉店したのですか?最大の決定打は何ですか?
A1:約8,900㎡という百貨店としては狭すぎる売り場面積により、フルラインの品揃えや高級ブランドの誘致が困難だったことが根底にあります。1997年のジェイアール京都伊勢丹開業による競合激化と、バブル崩壊後の衣料品売上激減(ピーク比約72%減の72億円まで低迷)が重なり、累積赤字が続いたため2010年に撤退が決断されました。
Q2:京都阪急の跡地は現在どうなっていますか?
A2:現在は住友不動産が運営する大型商業施設「京都河原町ガーデン」となっています。阪急撤退後の2011年から2020年までは「京都マルイ」が営業していましたが、2021年5月より家電量販大手「エディオン」を核テナントとした商業施設へ全面リニューアルされ、飲食フロアやドラッグストアなども併設されています。
Q3:今後、京都に阪急百貨店が再出店・復活する可能性はありますか?
A3:可能性は極めて低いと考えられます。親会社のH2Oリテイリングは、旗艦店である「阪急うめだ本店」への広域集客と、関西一円の食品スーパー網拡大にリソースを集中させています。阪急京都線で直通アクセスできる梅田本店が存在するため、京都へ百貨店業態で重複投資する戦略的合理性がないためです。
Q4:京都阪急があった場所のビルは誰が所有しているのですか?
A4:住友生命保険および住友不動産グループが所有する「住友生命京都ビル」です。阪急電鉄や阪急百貨店の自社ビルではなく、一貫して賃貸借契約によるテナント出店という形態でした。