2022年7月期(夏ドラマ)は、伝統的なプライム帯の枠で盤石の強さを見せた作品と、後半にかけて口コミで数字を伸ばした作品の対比が鮮明でした。当時の関東地区・ビデオリサーチ調べによる世帯平均視聴率の動向を振り返ると、トップ争いは激しいデッドヒートを繰り広げました。
クール全体の平均世帯視聴率で首位を走ったのは、TBS系日曜劇場『オールドルーキー』でした。主演の綾野剛が元サッカー日本代表のセカンドキャリアを熱演し、全話平均で10.4%を記録。日曜劇場らしい手堅い人間ドラマとスポーツマネジメントのリアルを描き切り、ファミリー層を中心に幅広い支持を集めました。
これに肉薄したのが、テレビ朝日系木曜ドラマ『六本木クラス』です。全13話という異例のロングラン構成の中、序盤の単桁推移から徐々に熱狂を生み出し、最終回では10.7%と番組最高タイの数字をマーク。全話平均でも9.3%と高い水準をキープしました。フジテレビ月9枠の坂口健太郎・杏ダブル主演『競争の番人』も平均8.8%と安定した数値を残し、公取委(公正取引委員会)を題材にした斬新な切り口が評価されました。