サッカー日本代表の試合中、スタジアムで最も頻繁にリフレインされ、かつ「何て歌っているのか一番聞き取れない」とSNS等で話題にのぼるのが、独特のメロディに乗せて叫ばれる「バモ日本」です。
初めて耳にした視聴者の間では「生日本?」「前日本?」「青日本?」といった様々な空耳が飛び交いますが、正式な歌詞と表記は「Vamos(バモ)日本」です。
「バモ(Vamos)」とは、スペイン語で「行こう」「さあ行くぞ」「前進しよう」を意味する間投詞・動詞表現です。中南米や欧州のサッカーシーンにおいて、チームを鼓舞する最もポピュラーな掛け声として使われており、これが日本代表のスタンドにも直輸入されました。歌詞の全貌は極めてシンプルです。
【バモ日本の歌詞】
「バモ日本 バモ日本 バモ日本 バモ日本
(手拍子:タン・タン・タン・タン・タン)
オイ! オイ! オイ! オイ! オイ! オイ!」
この極限まで削ぎ落とされたフレーズが、ドラムの重低音とともにスタジアム全体を揺らします。選手たちがピッチ上で劣勢に立たされた時間帯や、追加点を狙って一気にギアを上げたい局面に投入されることが多く、「恐れずに前へ突き進め」という強烈な後押しが込められています。
そして、もう一つ絶対に外せないのが、歓喜のメロディとしておなじみの『アイーダ』です。歌詞自体は言葉になっておらず、母音の「オー」だけで歌い上げられます。
【アイーダ(凱旋)の歌詞】
「オーオオ・オーオ・オーオー・オ・オ・オー
オーオオ・オーオ・オーオー・オ・オ・オー
(ブレイク)ニッポン!
(手拍子:タン・タン・タタタ)」
得点が入った直後や、劇的な勝利を収めた試合終了のホイッスル直後に響き渡るこのチャントは、歌詞こそありませんが、スタジアムの全観客が旋律を共有して感情を爆発させるためのシンボルとなっています。