インターネット上のオークションサイトやフリマアプリでは、時折「ナンバープレート封印(未使用品)」といったパーツが出品されている光景を目にします。しかし、これらを安易に購入して自力で取り付けようとする行為は極めて危険です。
「封印を通販で買って自分でつければバレないのでは?」という認識は明確な誤りであり違法行為です。
法律上、封印の取り付けを行えるのは「国土交通大臣またはその委託を受けた者(陸運局の検査官、自動車販売の指定事業者、資格を持つ特定行政書士など)」に限られています。一般ユーザーが勝手に封印を取り付ける行為そのものが道路運送車両法違反となるだけでなく、オークションで流通している封印の多くは盗難品や偽造品の可能性が高く、有印公文書偽造等の深刻な刑事事件に巻き込まれるリスクを孕んでいます。
また、メンテナンスやカスタムでナンバーを外したい場合の「封かんの正しい外し方」についても誤解が広がっています。封印は一度はめ込むと再利用できない「ワンウェイ構造」になっています。取り外す際は、封印キャップの中央部にマイナスドライバーなどを突き立てて穴を開け、テコの原理でアルミを破り、中のプラスネジを露出させて緩めるのが物理的な唯一の手順です。マイナスドライバーでこじ開けた時点で封印は物理的に破壊されるため、元に戻すことは不可能です。