わらびのアク抜きは重曹の割合が命!ドロドロ失敗を防ぐ科学的黄金比

わらびのアク抜きは重曹の割合が命!ドロドロ失敗を防ぐ科学的黄金比

わらびのアク抜きは重曹の割合が命!ドロドロ失敗を防ぐ科学的黄金比の総合ガイドをお届けします。最新トレンドがチェックできます。

苦味を完全に抜き去りつつ、鮮やかな緑色と小気味よい歯ごたえを両立させるには、素材・水分・薬剤の比率を固定化することが不可欠です。編集部が複数の調理実験と山菜加工の専門知見をもとに割り出した、最も失敗が少ない「黄金バランス」は以下の通りです。

【わらびのアク抜き 黄金比率データ】
・わらび:約200g〜300g(市販の1〜2束)
・水(お湯):1リットル(わらびが完全に浸かる量)
・重曹:小さじ1/2〜小さじ1(約2g〜3g、水に対して0.2〜0.3%濃度)

手順の鍵を握るのは「お湯の温度」です。鍋にわらびを入れて重曹を振りかけ、直接火にかけてグラグラと沸騰させてしまうと、瞬時に表面が煮崩れてドロドロ化が始まります。絶対にグラグラ煮込まないことが最大のポイントです。正しくは、沸騰させたお湯の火を止め、一呼吸置いて約90℃〜95℃に落ち着いた熱湯を、バットや深型の耐熱ボウルに並べたわらびの上から全体に回しかけます。

熱湯を注いだ後は、浮き上がりを防ぐために落とし落とし蓋やキッチンペーパーを密着させ、そのまま室温で一晩(約8時間〜10時間)放置して自然に冷まします。この「じっくり冷めていく過程」で浸透圧とアルカリの働きにより、エグみ成分が水中に溶け出していきます。翌朝、水が濁った黒褐色に変化していればアク抜きは完了の合図です。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。