函館名物やきとり弁当の真実!豚肉の理由から注文法まで徹底解説

函館名物やきとり弁当の真実!豚肉の理由から注文法まで徹底解説

函館名物やきとり弁当の真実!豚肉の理由から注文法まで徹底解説にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

北海道の道南地域、とりわけ函館や室蘭において「やきとり=豚肉」という認識は常識として定着しています。このユニークな食文化が根付いた背景には、大正から昭和初期にかけての養豚奨励策と気候風土が深く関係しています。

当時、寒冷地である北海道南部では、寒さに強く安価で手に入りやすい豚肉が重宝されました。特に厳しい冬を越す労働者や漁師たちにとって、ビタミンB1が豊富でスタミナがつく豚肉は必須のエネルギー源でした。さらに養鶏よりも豚の飼育が急速に普及したことで、屋台や大衆酒場で「豚肉を串に刺して焼いたもの」が「やきとり」として親しまれるようになったのです。

この食習慣を弁当という画期的なパッケージへ昇華させたのが、1978(昭和53)年のハセガワストア創業者・長谷川文夫氏の機転でした。深夜に来店した酔客から「お弁当ないの?」と尋ねられた際、店内にあったごはん、海苔、そして当時惣菜として販売していた豚串を即興で組み合わせて提供したのが「やきとり弁当」の始まりです。客のニーズに寄り添う現場の柔軟な発想が、半世紀近く愛される大ヒット商品の礎となりました。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。