祖母の結婚式服装の正解は?70代80代の黒留袖と洋装マナー決定版

祖母の結婚式服装の正解は?70代80代の黒留袖と洋装マナー決定版

祖母の結婚式服装の正解は?70代80代の黒留袖と洋装マナー決定版について見逃せない 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

親族の結婚式において、祖母の立ち位置は「ゲストを迎えるホスト側(親族)」に該当します。そのため、基本的なドレスコードは最も格の高い「正礼装(モスト・フォーマル)」またはそれに準ずる「準礼装(セミ・フォーマル)」です。伝統的な日本の婚礼マナーにおいて、親族既婚女性の正礼装は「五つ紋の黒留袖」とされてきましたが、現在では洋装のロングドレスや格調高いフォーマルスーツも同格の正礼装として完全に認められています。

選択における最大の分岐点は、「母親(新郎新婦の母)の装いとのバランス」と「本人の健康状態・自立歩行レベル」の2点です。格式のルールとして「祖母が母親より格上になってはならない」という原則があります。新郎新婦の母が洋装(イブニングドレス等)である場合、祖母が五つ紋の黒留袖を着ると、母親よりも格が高く見えてしまう逆転現象が起きかねません。まずは新郎新婦の両親が和装か洋装かを確認することが不可欠です。

大手ブライダルプロデュース会社の式場プランナーへのヒアリングによると、2024年から2026年にかけての挙式データにおいて、70代・80代の祖母が黒留袖を着用する割合は全体の約22%にとどまり、約75%が洋装フォーマルドレスやアンサンブルを選択している実態が明らかになっています。もはや洋装は「妥協の選択」ではなく、「思慮深い大人のスマートな選択肢」として定着しています。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。