深夜になぜ大行列?夜アイス爆発的人気の真相と太らない新常識

深夜になぜ大行列?夜アイス爆発的人気の真相と太らない新常識

深夜になぜ大行列?夜アイス爆発的人気の真相と太らない新常識について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

現在全国に見られるテイクアウト主体の夜アイス専門店のプロトタイプを確立したのは、関西発のムーブメントでした。なかでも2020年に大阪・八尾市で産声を上げた「21時にアイス」は、その象徴的存在です。それまで深夜のスイーツといえば、北海道・札幌のすすきの界隈で親しまれていた座席完備の「夜パフェ専門店」が主流であり、1杯1,500円〜2,500円前後のプレミアムな価格帯が基本でした。

これに対し、関西で生まれたスタイルは徹底したテイクアウト仕様でした。10坪前後の極小店舗、券売機やキャッシュレス決済による省人化オペレーション、そして白を基調としたミニマルな内装に映えるネオンサイン。この徹底的な無駄の削ぎ落としによって、高品質なソフトクリームをワンコイン強から提供するビジネスモデルが完成しました。

このフォーマットは急速に全国へと波及します。夜アイス大阪の現場では郊外型ロードサイドの出店が目立つ一方、夜アイス東京の展開においては、下北沢や三軒茶屋、歌舞伎町といったナイトエコノミーが活発な繁華街や、感度の高い住宅地近接エリアへと最適化されていきました。現在では全国各地で地域独自のブランドが乱立し、地域特性に合わせたメニュー開発競争が繰り広げられています。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。