1. 基本中の基本「文庫結び」の失敗しない手順
文庫結びを美しく仕上げるポイントは、リボンの羽をしっかりと立たせる土台作りにあります。
まず、手先の長さを約50〜60cm取り、半分に折って肩に預けます。帯を胴に2周巻き付けたら、しっかりと引き締めて緩みを取ります。肩の手先を下ろし、胴巻きの上に重ねてひと結びします。このとき結び目を縦にしっかりと締めることが緩まない秘訣です。残ったたれ側で肩幅程度の長さにリボンの羽を作り、中央に二つ山ヒダ(M字型)を作ります。手先を上から下へ巻き付けて結び目を固定し、余った手先は胴巻きの内側に深く押し込みます。最後に時計回りで背中へ回します。
2. 粋でスタイリッシュに決まる「貝の口」の結び方
貝の口は、角帯と同じ構造を持つフラットで小粋な結び方です。横に広がる羽の角度(約45度)が美しさの基準となります。
手先の長さを約40〜45cm取り、胴に2周巻きます。手先を上に重ねてひと結びし、結び目をしっかりと締めます。下から出ているたれ先を斜め上に折り上げ、できた輪の中に、上から下ろした手先を斜めに差し込みます。左右にしっかりと引き合い、結び目を平らに整えます。余分な厚みが出ないため、帯板をメッシュなどの薄手のものにしておくと、より一層シャープな仕上がりになります。
3. 結び目がなく背中が痛くならない「カルタ結び」のやり方
カルタ結びは「固結び」を作らないため、帯地を痛めず、ほどくのも一瞬で行える合理的な結び方です。
手先を約60cm取り、半分に折った状態で胸元に当てます。胴に2周帯を巻いた後、たれ先を約20cmの幅でパタパタと四角く折りたたみます。この四角い束を胴巻きの胸元中央にクリップなどで仮止めし、手先を上から胴巻きの内側にくぐらせて引き抜きます。引き抜いた手先を、先ほど作った四角い束の上から胴巻きの間に通して下へ出し、余りを胴の内側へ綺麗に収めます。背中が完全にフラットになるため、車移動や映画鑑賞の日にはこれ以外の選択肢がないほどの快適性を誇ります。