首都圏での新しい動きの一方で、日光アイスバックスや東北フリーブレイズといった伝統と実績を誇る地域クラブの熱量も衰えていない。日光のホームアリーナ「霧降」に一歩足を踏み入れれば、オレンジ色に染まったスタンドから響く地鳴りのような声援に圧倒されるはずだ。
地域社会と一体となった取り組みは伊達ではない。小中学校でのホッケー教室や街頭でのプロモーション活動を通じて、地元住民との強い絆が育まれている。「週末はアリーナでホッケーを観る」という文化が生活に完全に溶け込んでおり、親から子、そして孫へと受け継がれる熱狂のバトン。こうしたローカルな基盤の強さこそが、激動の時代を生き抜くリーグの頑丈な背骨となっている。