大学や経済界の議論と並行して、このテーマを大きく煽ったのがビジネス系メディアやSNSだ。NewsPicksの討論番組やYouTubeのビジネスチャンネルでは、著名な起業家や評論家が連日のように極論を戦わせた。「文系はオワコン」「これからはプログラミング一択」といったキャッチーな言説が拡散され、若者の進路選択や社会人のキャリア観に甚大な影響を与えた。
こうした極端な教育論評は、社会の分断を加速させた。だが、ネット上で繰り広げられる過激な煽り合いと、実際の労働現場で求められている能力との間には、大きな乖離が存在する。世論の断層に流されることなく、物事の本質を見抜く目が今まさに問われている。