本作の熱狂を支えたのは、昼ドラ界の巨匠として知られる脚本家・中島丈博氏の筆力です。中島氏が紡ぎ出すダイアログは、単なる昼ドラのドロドロ愛憎劇を超え、人間の剥き出しのエゴと純愛の極限を描き出していました。
物語のあらすじは、数奇な運命に翻弄される姉妹の波乱万丈な半生を描いています。出生の秘密が明かされた後も平穏は訪れず、男性を巡る三角関係や失明、狂気の束縛劇へと発展。やがて香世はぼたんに対して単なる憎悪ではなく、「自分だけのものにしたい」という異常な執着と狂気的な愛を抱くようになります。
迎えた最終回では、失明した香世を姉のぼたんが献身的に介護し、二人が寄り添いながら薔薇の庭で生きていくという、美しくもどこか狂気を感じさせる衝撃のラストシーンが描かれました。愛と憎しみの果てに行き着いた姉妹の絆は、多くの視聴者の心に強烈な爪痕を残しました。