セダムを植えてはいけない?庭植えで後悔する繁殖力の真相と防止策についての疑問解決ガイドをお届けします。
ひと口にセダムといっても、全世界に数百種が存在し、その性質は地面を這う匍匐性(ほふくせい)から、立ち上がって木質化する木立性(きだちせい)まで多岐にわたります。庭植えを検討する際は、品種ごとの侵略性レベルを客観的数値とともに正確に見極めなければなりません。
品種名・系統詳細・繁殖力データ一般的な基準・相場編集部の見解・地植え評価モリムラマンネングサ
(在来匍匐系)茎伸長速度:月間15〜25cm
葉脱落からの発根率:95%以上耐寒性:極強(-15℃)
苗価格:200〜400円【危険度:特大】露地への野放し地植えは厳禁。物理的隔離壁のない庭では確実に暴走する。セダム・パリダム
(青緑極小葉系)年間被覆面積:1株で約0.8〜1.2㎡
細根による活着率:90%超耐暑性:中(梅雨期に腐敗多発)
苗価格:300〜500円【危険度:高】繊細に見えるが飛び火しやすい。夏場の過湿で溶けた後の黒ずみが景観を著しく損ねる。コーカサスキリンソウ
(ドラゴンズブラッド等)茎伸長速度:月間5〜8cm
横広がり傾向:中程度紅葉率:高(冬期赤変)
苗価格:400〜700円【危険度:中】定期的な刈り込み剪定を行えば管理可能。ロックガーデン向きの性質。オオベンケイソウ系
(ヒロテレフィウム属/アトランティス等)草丈:30〜50cm(直立・株立ち)
ランナー発生:ほぼゼロ耐暑耐寒:強
苗価格:800〜1,800円【推奨:安全】横に侵略せず地下茎も暴走しない。増えすぎない品種として花壇に安心して導入可能。
データが明示するように、一般にホームセンターで安価に大量陳列されている匍匐性セダムほど、環境破壊的な増殖ポテンシャルを秘めています。庭植えの注意点として、まず「匍匐してマット状になる安価な普及種」と「直立して株立ちになる大型種」を明確に区別して選定することが最初の防波堤となります。