Guヘンリーネックが「ダサい」は嘘?プロが教える大人の着こなし術2026

Guヘンリーネックが「ダサい」は嘘?プロが教える大人の着こなし術2026

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GUのヘンリーネックに対する「ダサい」という評判を紐解くと、そこには明確な視覚的要因と歴史的文脈が存在します。ヘンリーネックはもともと英国のボートレース「ヘンリー・ロイヤル・レガッタ」のユニフォームや、ミリタリー・ワークウェアの防寒用アンダーシャツをルーツに持つ衣服です。そのため、デザインそのものに「下着(インナー)」としての記号が深く刻み込まれています。

ファッション心理学や視覚認知の観点から分析すると、日本人の一般的な生活空間において「丸首にボタンが付いた薄手の白や杢グレーのカットソー」は、昭和から平成にかけて広く普及した家庭用の保温肌着(いわゆるラクダシャツやヘビーウェイト下着)のイメージと無意識に結びつきます。特にタイトなフィッティングで着用した場合、体型の凹凸がダイレクトに強調され、生活感や野暮ったさが前面に出てしまいます。これがネット上で「おじさん臭い」「部屋着にしか見えない」と揶揄される最大のメカニズムです。

さらにGU製品特有の要因として、かつての初期モデルにおいて「首元のリブが薄く洗濯後に波打つ」「前立ての芯地が柔らかすぎてボタンを開けた際に襟元がヘタる」といった耐久性の課題がありました。襟元がくたびれたカットソーは清潔感を著しく損ない、結果として「安っぽくてダサい」というレッテルを貼られる原因となっていたのです。しかし、現在店頭に並ぶモデルはこの弱点を克服すべく、設計面で大幅なアップデートが施されています。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。