極度の緊張から「シャー」と威嚇している猫や、パニック状態で暴れる猫に対しても、音によるアプローチは有効な手段です。
興奮状態の猫を落ち着かせる際は、以下の手順を厳守してください。
- 至近距離で音を鳴らさない:猫の耳元にスマートフォンやスピーカーを近づける行為は逆効果です。部屋の隅やキャリーバッグから1〜2メートル離れた場所に音源を設置します。
- 音量は「人間のささやき声(40〜50dB)」程度:猫の聴力は極めて鋭敏です。人間が「少し小さいかな」と感じる程度のボリュームが適正値です。
- 急な再生開始を避ける:フェードインでゆっくりと音を立ち上げ、空間全体を包み込むように響かせます。
動物病院への移動時、キャリーケースの側面にタオルをかけ、その外側からスマートフォンの猫睡眠導入BGMを微音で流すだけでも、診察台での心拍数上昇を有意に抑えられたという獣医臨床データが報告されています。