発端となった事象は、2023年4月13日午前4時頃、千葉県松戸市内の静かな住宅街に建つ高層マンションで発生しました。「ドンという大きな物音がした」という近隣住民からの通報を受け、松戸警察署の警察官および救急隊が現場へ急行。敷地内の植え込み付近で、制服姿とみられる若い女性2名が倒れているのが発見され、その場で死亡が確認されました。
千葉県警による身元確認の結果、亡くなったのは千葉県内外に在住する10代の女子高校生2名であることが判明します。現場検証において、マンション外廊下のフェンス付近には2人分のローファーやスクールバッグ、スマートフォンが整然と残されており、警察の発表として第三者の介入を示す争い痕や侵入形跡は一切見られず、自殺として処理されました。
公の関心を強く集めた遺書の有無について、捜査関係者の証言によると、バッグ内から家族や知人に宛てた手紙形式のメモが発見されています。そこには将来への漠然とした閉塞感や個人的な苦悩が綴られていたと報じられていますが、警察はプライバシーおよび遺族保護の観点から詳細な文面の公表を控えました。しかし、現場で稼働していたスマートフォンの存在が、この痛ましい出来事を閉ざされた個人の領域から世界中へ解き放つ導火線となってしまったのです。