ダニとノミ刺された跡の違いは?猛烈なかゆみと赤い斑点を見分ける真相

ダニとノミ刺された跡の違いは?猛烈なかゆみと赤い斑点を見分ける真相

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「虫刺されごときで大げさな」と高を括っていた人ほど、数週間から数か月にわたり地獄のような痒みと痕に苦しめられる現実があります。SNSやネット掲示板、Q&Aサイトを検証すると、被害者の生々しい悲鳴が溢れています。 「足首からふくらはぎにかけて赤い水ぶくれがびっしりできて、夜も眠れずに保冷剤を巻きつけて泣いた。2週間経っても痒みが引かず、かきむしった跡が黒ずんでスカートが履けない」(20代女性・SNS投稿より)「布団に入るとチクチクする気がして、毎朝起きると新しい赤い斑点が太ももに増えている。皮膚科でもらった薬を塗っても次から次へと刺されて、ノイローゼになりそう」(30代男性・知恵袋投稿より) なぜダニやノミに刺された跡は、これほどまでに長期間治らないのでしょうか。 第一の要因は、「結節性痒疹(ようしん)」への移行です。虫刺され直後の猛烈な痒みに耐えかねて皮膚を繰り返し掻き壊すと、表皮の角化が亢進し、皮膚深部まで神経線維(C線維)が伸長して痒み過敏状態に陥ります。その結果、虫の毒素自体が消え去った後も、小豆大から大豆大の硬いイボ状のしこりが形成され、半年から数年間にわたり強烈な痒みが固定化してしまうのです。 第二の要因は、「炎症後色素沈着(PIH)」です。特に下肢は血流が滞りやすく新陳代謝のターンオーバーが遅いため、強い炎症によって過剰生成されたメラニン色素が真皮層へ沈着し、茶褐色や黒ずんだシミとして長期残存します。一度濃く残った色素沈着が完全に薄くなるには、成人で1年から数年の歳月を要します。 さらに家庭内においては、ペットからうつるノミ対策の経緯を見誤っているケースが目立ちます。「室内飼いだから大丈夫」と油断していても、ベランダに出た際や飼い主の衣服に付着して持ち込まれたわずか1匹の雌ノミが、愛犬・愛猫の体表で吸血して室内に1日あたり40〜50個の卵を産み落とします。絨毯の毛足の奥で孵化したノミの幼虫は、フケや成虫の糞を食べてサナギとなり、人の足音や二酸化炭素の刺激を感知して一斉に羽化・襲撃します。このライフサイクルを断ち切らない限り、人間側の刺し跡が完治することはあり得ません。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。