『ゲゲゲの女房』武良布枝さんの現在|94歳の日常と家族の絆

『ゲゲゲの女房』武良布枝さんの現在|94歳の日常と家族の絆

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武良布枝さんの経歴を語る上で欠かせないのが、自伝『ゲゲゲの女房』に刻まれた数々のエピソードです。島根県能義郡大塚村(現在の安来市)で酒屋の娘として育った布枝さんは、1961年(昭和36年)、29歳のときにお見合いで水木しげる先生と出会いました。

当時、水木先生は戦争で左腕を失った無名の貸本漫画家。見合いからわずか5日後に結婚式を挙げ、上京した布枝さんを待っていたのは、想像を絶する極貧生活でした。電気や水道が止められそうになるほどの苦境の中、布枝さんは愚痴ひとつこぼさず、黙々と原稿用紙に向かう水木先生の背中を支え続けました。

2010年放送のNHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』では、松下奈緒さんがヒロイン・村井布美枝(武良布枝さんがモデル)を熱演し、夫役の向井理さんとの温かな夫婦愛が日本中の共感を呼びました。ドラマのヒットにより、陰で夫を支え続けた布枝さんの人間性と献身的な生き方にスポットライトが当たることとなったのです。

山田 真由
著者

山田 真由

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