大人になってからの過剰なプライドは、幼少期の家庭環境や教育方針が深く影を落としている場合が多々あります。プライドが高い人の育ちを調査すると、主に2つの対極的な育成パターンが浮き彫りになります。
1つ目は、「成果を出した時だけ褒められる」という条件付きの愛情で育ったパターンです。「テストで1位を取った」「名門校に合格した」といった結果のみを評価され、挫折や失敗を厳しく咎められてきた環境では、「優秀でなければ愛されない・居場所がない」という強迫観念が刷り込まれます。その結果、失敗を極端に恐れ、ミスを隠蔽したり他人のせいにしたりする人格が形成されます。
2つ目は、過保護・過干渉な環境で「挫折を経験しないまま過剰に持ち上げられて育った」パターンです。周囲から無条件に特別扱いされ、適切な叱責や他者への配慮を学ぶ機会を逸したまま成長すると、社会に出て直面する現実の壁を受け入れられず、肥大化したプライドで現実をねじ曲げようとします。