東山紀之の代名詞とも言えるのが、数十年にわたり維持され続けた彫刻のような肉体美です。胸板の厚みと極限まで絞り込まれたウエストライン、そして鮮明に浮き出たシックスパックの腹筋は、同業者やアスリートからも驚嘆の目で見られていました。
自身の著書や各種インタビューで語られた有名な日課が、「毎日欠かさない腹筋1000回」と「月間100kmに及ぶランニング」です。どんなに過密な撮影スケジュールであっても、地方巡業のホテルであっても、このルーティンを崩すことはありませんでした。この超人的な自己管理能力が、激しいアクロバットや夏のミュージカル『PLAYZONE』の過酷なステージ、さらには後年の時代劇『必殺仕事人』で見せたブレのない太刀筋の土台となっていました。
このデータが示す通り、彼のスタイルは生まれ持った素質以上に、自らに課した厳しい規律の賜物でした。40代を過ぎてからも体型や運動量を全く落とさず、後輩タレントたちに「ヒガシさんの背中を見ろ」と言わしめた説得力は、この徹底したフィジカルコントロールに根差していたのです。