事態が社会的関心を集める契機となったのは、あるIT系企業経営者がSNS上に投稿した発言だった。「春の朝に起きられないのは自己管理不足の甘えに過ぎない」とする趣旨のポストに対し、瞬く間に数万件のリポストが集まり、議論は一気に炎上へと発展した。
タイムライン上には「出勤前に体が動かず涙が出るほど辛い」「気合でどうにかなるレベルの眠気ではない」といった切実な声が殺到。ネットの反応を分析すると、発言への反発だけでなく、春の異常な倦怠感に対する共感と、無理をして身体を壊した体験談が圧倒的多数を占めた。個人の根性論で片付けようとする旧来の価値観に対し、現代の労働環境が抱える歪みが真っ向から衝突した形だ。