番組が導き出した打開策の中で、放送直後から大きな反響を呼び、今なおパーソナルトレーナーや理学療法士の間で基本手技として推奨されているのが、自宅で誰でも行えるためしてガッテン 猫背 ストレッチの体系です。なかでも特に効果が高い2大メソッドを整理しました。
1. 固まった結合組織を解放する「猫背を治す方法 肩甲骨はがし」
肩甲骨は本来、肋骨(胸郭)の上に浮いているような構造をしており、上下・左右・回旋と自在に動く可動性に富んだ骨格です。しかし猫背の人は、肩甲骨が外側に開いたまま肋骨にべったりと張り付いて動かなくなっています。この癒着を安全に剥がすのが猫背を治す方法 肩甲骨はがしです。
やり方は極めてシンプルです。まず両肘を曲げて肩の高さまで上げ、手のひらを下に向けます。そこから息を吐きながら、両肘を後ろへゆっくりと引き、左右の肩甲骨同士をギュッと背骨の中央に引き寄せます。このポジションを約5秒間キープした後、今度は肘を斜め後ろ上方へ引き上げ、肩甲骨の下側をさらに締め込みます。最後に脱力して肩をストンと落とす動作を3セット繰り返します。肩甲骨の裏側にある「肩甲下筋」や周囲の筋膜がギシギシと緩む感覚が得られれば、正しくアプローチできています。
2. 肋骨と胸椎を自然にリセットする「ガッテン 猫背 バスタオルストレッチ」
前述の肩甲骨はがしと並び、脱力状態で胸を開く決定打となるのがガッテン 猫背 バスタオルストレッチです。用意するものは一般的な厚手のバスタオル2枚のみ。道具にお金をかける必要はありません。
バスタオル2枚を重ねて端から固く筒状に巻き、直径10〜12cm程度のロールを作ります(崩れないよう両端を輪ゴムで固定すると扱いやすくなります)。仰向けになり、ちょうど「みぞおちの真裏(肩甲骨の下端あたり)」にこのタオルロールが横向きに当たるように敷きます。両膝を軽く立てた状態で両手を頭の上へ伸ばし、力を完全に抜いて深呼吸を繰り返します。
自重によって硬直した胸椎が緩やかな伸展方向へと誘導され、縮みきっていた大胸筋・小胸筋が自然なストレッチを受けます。番組内の検証でも、1回3分間この姿勢でリラックスするだけで、縮んでいた胸郭の可動域が即座に広がり、立ち上がった際の視界の高さや呼吸の吸いやすさに明確な変化が現れることが実証されています。