蘭の花が終わったらどうする?来年も咲かせる手入れと植え替え完全ガイド

蘭の花が終わったらどうする?来年も咲かせる手入れと植え替え完全ガイド

蘭の花が終わったらどうする?来年も咲かせる手入れと植え替え完全ガイドに関するポイントを丁寧にまとめました。詳細な解説をご覧ください。

贈答用の胡蝶蘭の多くは、3〜5本の株が大きな陶器鉢の中に寄せ植えされています。実はこの寄せ植え状態こそが、花後に枯死させてしまう最大の罠です。化粧鉢の中を覗くと、ビニールポットに入った個別の株が詰め込まれ、隙間に水苔や発泡スチロールがぎゅうぎゅうに詰められていることがほとんどです。この状態のまま水を与え続けると、内部が全く乾かず、数週間で根腐れが進行します。

花が終わったら、まずは株を化粧鉢から引き抜き、1株ずつ独立させることが再生への第一歩です。ただし、植え替えの作業自体は必ず「最低気温が安定して15℃以上になる4月中旬〜6月」に行ってください。真冬や早春に根をいじると、回復できずに枯死する原因となります。

植え替えの用土と鉢の組み合わせには、2つの王道パターンがあります。

【パターンA:水苔 × 素焼き鉢】(最も保水力が高く伝統的)
乾燥した高品質なニュージーランド産水苔をぬるま湯で戻し、固く絞って使います。古い傷んだ根や黒ずんだ空洞の根をハサミで切り落とし、生きている白〜緑の根の中心に水苔の芯を作って巻き込み、素焼き鉢へ「やや硬め」に押し込みます。素焼き鉢の側面から水分が蒸発するため、初心者でも根腐れを起こしにくいのが特徴です。

【パターンB:バークチップ × プラスチック鉢】(通気性抜群で清潔)
室内インテリアに馴染みやすく、コバエやカビの発生を抑えたい方におすすめです。根の隙間に中粒のバークチップを割り箸などで均一に詰め込みます。水はけが極めて良いため、水やりの回数は水苔より増えますが、根の様子が透明ポット越しに見えるため、水やりのタイミングを掴みやすいメリットがあります。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。